ヒゼンダニ検出の検査には、 顕微鏡検査 と ダーモスコピー検査 があります。
これらによって、ヒゼンダニが確認できれば疥癬の診断が確定します。
顕微鏡検査では、注射針でヒゼンダニを取り出したり、メスや眼科用ハサミを用い、角質層を採取した後、顕微鏡で観察します。
ヒゼンダニを注射針で取り出す場合、疥癬トンネルの途中から虫体の方に向けて針先を皮膚とほぼ平行に刺入します。そして疥癬トンネルを形成する角質層を少しずつ剥ぎ取り、黒く見える部分をめがけて針先をすすめ、虫体をすくい上げます。
メスで取り出す場合は、疥癬トンネルに直角にメス刃をあてて、数回擦り、角質層をこそぎ取ります。
眼科用ハサミで取り出す場合は、疥癬トンネル、新鮮な丘疹、結節などから眼科用ハサミで切除します。

検体をスライドガラスに移し、KOHを滴下し、カバーガラスをのせて光学顕微鏡で観察します。KOH法で観察し、ヒゼンダニの虫体、卵、抜け殻が見つかれば診断が確定します。
ヒゼンダニの成虫は、形はほぼ正円形で、前方に顎体部とそれに隣接して2対の前脚があります。胴部の中ほどやや後方に2対の後脚があります。産卵直後は卵の中身が不均一ですが、2日ほど経つと、中に幼虫の姿が透けて見えるようになります。抜け殻はもみ殻状をしています。
