臨床症状、顕微鏡検査やダーモスコピー検査でヒゼンダニの検出、疥癬患者との接触機会を含めた疫学的流行状況、の3項目を勘案して診断する。
特に顕微鏡検査やダーモスコピー検査などでヒゼンダニが検出されれば確定診断となる。
診断の際、通常疥癬か角化型疥癬かを鑑別することが大切である。
ヒゼンダニ
(写真提供:九段坂病院 皮膚科 大滝倫子先生)
疥癬の原因のダニである。卵から孵化して幼虫、幼虫は脱皮をして若虫、さらに脱皮して雄成虫もしくは雌成虫へと成長する。成虫は交尾を行い、雌成虫は産卵できるようになる。卵から雌成虫が産卵できるようになるまでのサイクル(ライフサイクル)は10~14日間とされている。
ヒゼンダニはヒトの体から離れると長くは生存できず、数時間で死滅すると推定されている。また、高熱や乾燥に弱く、50℃以上の環境下に10分以上曝露されると死滅することも確認されている。