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●内服剤
●外用剤
*1:保険適応外(ただし、保医発第0921001号により適応外使用が審査上認められている)
*2:国内未承認
*3:2010年4月1日より化審法により使用が制限されています。詳しくは経済産業省HPをご覧ください。
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/kasinhou/h21kaisei_matome.html
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●外用剤は正常の皮膚を含め隙間なく塗布する(通常疥癬では首から下、角化型疥癬及び乳幼児では全身に)
●ヒゼンダニの検出や疥癬トンネルの新生を治療継続の判断基準とし、皮膚症状を判断基準にしない
●皮疹、かゆみがあるからといって殺ダニ効果のある薬剤での治療を継続しない
●かゆみに対しては適宜、抗ヒスタミン剤/抗アレルギー剤を使用する
●ヒゼンダニが検出される間は、ステロイド剤などの免疫抑制剤を使用しない
●ヒゼンダニが検出されなくなれば、皮疹に対しステロイド剤を使用しても良い
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●本当に疥癬であるか確認する/かゆみや皮疹、結節だけが残り、治療を継続していないか確認する(ヒゼンダニの検出に努める)
●治療期間や間隔は適切であるか確認する(ヒゼンダニのライフサイクル、虫卵の時期に薬剤を投与していないかなど)
●ピンポン感染を起こしていないか確認する(患者-家族、患者-職員、患者-患者など)
●爪疥癬に適切な対応をしているか確認する(爪にヒゼンダニがいないか、外用剤を爪に使用しているか、爪白癬と鑑別できているかなど)
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臨床症状、顕微鏡検査やダーモスコピー検査でヒゼンダニの検出、疥癬患者との接触機会を含めた疫学的流行状況、の3項目を勘案して診断する。
特に顕微鏡検査やダーモスコピー検査などでヒゼンダニが検出されれば確定診断となる。
診断の際、通常疥癬か角化型疥癬かを鑑別することが大切である。
ヒゼンダニ
(写真提供:九段坂病院 皮膚科 大滝倫子先生)
疥癬の原因のダニである。卵から孵化して幼虫、幼虫は脱皮をして若虫、さらに脱皮して雄成虫もしくは雌成虫へと成長する。成虫は交尾を行い、雌成虫は産卵できるようになる。卵から雌成虫が産卵できるようになるまでのサイクル(ライフサイクル)は10~14日間とされている。
ヒゼンダニはヒトの体から離れると長くは生存できず、数時間で死滅すると推定されている。また、高熱や乾燥に弱く、50℃以上の環境下に10分以上曝露されると死滅することも確認されている。

丘疹

左手親指の付け根の疥癬トンネル
(写真提供:九段坂病院 皮膚科 大滝倫子先生)

厚く角質増殖した手

角化型疥癬の顔

爪疥癬(写真提供:九段坂病院 皮膚科 大滝倫子先生)
原則的に確定診断がついた患者に投与する。その患者と接触の機会があり、疥癬様の症状がある方に予防的投与することがあるが、安易な予防的投与や大量使用は避けるべきである。
外用剤を用いて治療を行う場合には、正常の皮膚を含め隙間なく塗布することが大切である。必要に応じて繰り返し塗布するものや間隔をあけて塗布するものがあるので、使用方法をきちんと確認する。また、保険適応となっていない薬剤を使用する場合には、インフォームドコンセントを文書で取得する。
なお、外用剤による治療の詳細は疥癬診療ガイドライン(第2版)を参考にする。
*1:保険適応外(ただし、保医発第0921001号により適応外使用が審査上認められている)
*2:国内未承認
*3:2010年4月1日より化審法により使用が制限されています。詳しくは経済産業省HPをご覧ください。
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/kasinhou/h21kaisei_matome.html
1~2週間隔で2回連続してヒゼンダニを検出できず、疥癬トンネルの新生がない場合に治癒と判定する。潜伏期間が1~2ヵ月間であるため、最終観察日より1ヵ月後に治癒判定を行うことが望ましい。ただし、再燃することがあるため、数ヵ月間はフォローアップが必要である(特に高齢者)。
効果が不十分な場合、薬剤の変更の前に適切な治療が実施されているかを確認することが大切である。治療の見直しを行った上で、薬剤の変更や併用を考えるべきである。
通常疥癬と角化型疥癬では感染力が大きく異なるため、対応も大きく異なる。
| 対応 | 通常疥癬 | 角化型疥癬 (ノルウェー疥癬) |
|
|---|---|---|---|
| 隔離 | 個室への隔離 (隔離にあたっては患者の同意をとり、人権に配慮する) |
不要 (徘徊患者や認知症患者では若干注意が必要) |
|
| 身体介護 | 手洗いの励行 (すべての感染症の予防の基本) |
必要 | 必要 |
| 予防衣・手袋の着用 | 不要 |
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| リネン類の管理 | シーツ・寝具・衣類の交換 | 通常の方法 | 毎日交換 |
| 洗濯物の運搬時の注意 (ビニール袋か蓋つきの容器に入れて運ぶ) |
必要 |
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| 洗濯 | 通常の方法 |
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| 居室・環境整備 | 患者がいた居室の殺虫剤散布 | 不要 |
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| 掃除 | 通常の方法 |
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|
| 布団の消毒 | 不要 |
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| 車椅子・ストレッチャーは患者専用とする | 不要 |
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| 患者の立ち回った場所への殺虫剤散布 | 不要 |
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| 入浴 |
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| 予防的治療 | 複数の疥癬患者が発生した場合や集団発生の場合には、患者だけでなく、接触した可能性のある方にも治療を行うことが望ましいとされている。ただし、確定診断がついていない方への薬剤の投与は保険適応ではないため、インフォームドコンセントを取得して治療するなどの対応を行うことが望ましい。 | ||