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Q&A

疥癬とはどんな疾患ですか?
ヒゼンダニというダニの一種が皮膚の角層内に寄生し、人の肌から肌へと感染する皮膚疾患です。
どんな症状ですか?
通常疥癬では非常に強いかゆみを伴い、疥癬トンネルや丘疹結節が頭部を除く全身にみられます。角化型疥癬では角質の増殖が全身にみられますが、かゆみを伴わない場合もあります。
ヒゼンダニは体のどこに寄生していることが多いのですか?
雌ヒゼンダニの寄生部位は手や手首が最も多く、次いで肘、足や足首などです。幼虫、雄成虫、若虫はどこにいるかわかりません。症状が出やすいのは腋の下や腹部、大腿の内側であり、寄生部位と発症部位は必ずしも一致しません。
体のどこを調べたらヒゼンダニを検出しやすいですか?
手首や足首周辺の疥癬トンネルから検出しやすく、トンネルの先端にヒゼンダニがいるため、先端に向けて切り込みを入れると見つけやすいといわれています。
なぜ角化型疥癬になるのですか?
患者さんの免疫力の低下が原因と考えられています。

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通常疥癬と角化型疥癬では原因となる虫が違うのですか?
どちらの病型も同じヒゼンダニです。
通常疥癬から角化型疥癬に移行していくことはありますか?
通常疥癬に感染した患者さんの免疫力が低下した場合およびステロイド剤を内服もしくは外用した場合に、角化型疥癬へ移行することがあります。
潜伏期間はどれくらいですか?
通常疥癬から感染した場合は1~2ヵ月といわれています。しかし、角化型疥癬から感染した場合は3~4日で疥癬の症状が出ることもあります。
疥癬に使われる薬剤はどのようなものがありますか?
ヒゼンダニを殺す目的の殺ダニ剤とかゆみを抑える止痒剤が用いられます。殺ダニ剤には外用剤と内服剤があり、止痒剤は内服剤が使用されます。
発疹に対してステロイド外用剤を使用しますか?
殺ダニ剤投与中は使用しません。ステロイド外用剤には免疫抑制作用があるため、通常疥癬が悪化して角化型疥癬へと移行することが報告されています。殺ダニ剤による治療終了後、発疹に対して使用することはあります。

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疥癬の患者さんの隔離は必要ですか?
通常疥癬の患者さんには必要ありません。しかし、角化型疥癬の患者さんでは必要です。生きたヒゼンダニが検出されなくなった時点で解除します。
どうしたら感染しますか?
通常疥癬の場合は、患者さんとの直接の接触が原因となりますが、短時間の接触では感染しません。しかし、角化型疥癬の場合は、短時間の接触でも感染するため注意が必要です。
動物から感染しますか?
感染することもあります。しかし、人に寄生するヒゼンダニは人に特異的で、動物に寄生しているダニ(例えば、イヌヒゼンダニ)が人に寄生しても繁殖することはできないため、症状は一過性のものです。
集団感染とはどのような状況ですか?
疥癬診療ガイドラインでは「同一施設で2ヵ月以内に2人以上の疥癬患者が発生した場合」を集団感染としています。また、集団感染した場合には角化型疥癬が必ず存在すると考えたほうがよいでしょう。
集団発生した施設ではどのように対応すればよいですか?
集団発生した施設では、症状の有無に関わらず治療を行うことが疥癬診療ガイドラインで推奨されています。詳しくは皮膚科医にご相談ください。

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